2005年12月16日 日出学園小学校・大津校長インタビュー
 
 
 
Q1 大津校長の略歴といいますか、今までどのような事に関わって現在に至るのかの経歴をお願いします。

初めに校長になったのは、浦安市の入船北小学校です。 ここで昭和61年から1年間校長を経験しました。 続いて直にカイロの日本人学校に行きました。 エジプト・カイロの日本人学校の小・中の校長を3年やりました。 なぜ私がカイロに行ったかといいますと、浦安が国際交流の市(学校)で、浦安地区も国際交流化を打ち出しておりましたので、一番若い校長ということで私が送り出されたわけです。

カイロで3年間やりまして、帰ってくると平成元年になるんですよ。 丁度昭和天皇がお亡くなりになった時でしたので、大分日本も変わっておりました。 一番最初にびっくりしたのは、公衆電話にお金ではなくてテレホンカードが導入されていたことですね。 ですから、やはり他所の国にいて帰ってくると大分進んでいるなと感じました。
カイロの3年間はどのようだったかといいますと、小・中合わせて130名程で商社のお子さんや大使館のお子さん、そのような方で作られておりました。 そこで3年間やったわけですが、一番困ったのは、この海外こられた方が2〜3年後には日本に帰られますよね。 その方が「中学への進学がスムーズに行けるよう実力を付けてくれ」いう事で、毎年のように言われました。
私が赴任した時に考えたことは、「やはり反復練習しかないだろう」ということで、日本の方にコピー機をお願いしました。 これは今言えば怒られてしまうかもしれませんが、問題集をプリントしてどんどんやらせるわけですよ。 エジプトというのは遊ぶ所は沢山あるのですが、子供の遊ぶ所というのは余りないのです。 また、海外ということもあり、お母さん方の危機管理も非常に神経を使っておりましたので家の中で勉強することしかないのですね。 ですから、これが成功しまして、帰る子供帰る子供がみんな良い所へ入るのです。 そうすると「カイロから帰ってきた子供は心配が無い」という評判になりまして、商社の方も「カイロなら子供も一緒に行ってもいい」ということでカイロの日本人学校の名を高めることが出来ました。
その時に橋本さんという大使の方がいまして、この方が小・中学校での学力をしっかり付けておくように言われていましたので、それに対しても十分答えることが出来ましたのでそれが一番大きな印象ですね。 ただ、暑さには参りました。 暑さは痛いという表現があたっていますね。 炎天下に出ると痛くて日陰に入ると涼しいんですね。 だから生活の仕方に慣れてしまえば、そんなに難しい所ではないですね。 但し、食料事情には困りました。 日本食はありませんので、如何に日本食らしきものを作って食べるかということですね。 買出しはアレキサンドリアの方へ行き肉から魚まで全て買ってくるのです。 日本人は全部で300人程いまして、みなさん学校に対する理解というものはありました。
海外に出ても日本と同じ教育をしなければならないのです。 ですから、向こうに行ったために日本と同じ教育が出来なかったでは困りますしそれは政府の仕事ですから、私達が海外に出る場合は文部省派遣ということで出ているので非常に重く見られていました。 それだけ責任があったということです。

カイロから帰ってきまして、今度は舞浜小学校に校長として赴任しました。 ここは丁度国際交流研究校でしたので、5年間校長としてやりました。 そして定年退職となりました。 公立の場合は60歳で定年なので、定年退職を向かえ引退しようかと思っていた所に青木前理事長から、「日出の学校で少しやって下さい」と言われたことがきっかけなのです。 とにかく「当学校も私学として脚光を浴びないと困る」ということで、「身につけてきたものをこの学校で出してくれないか」ということがこの学校での始まりです。 私は校長をやるのはいやだったのでクラスを持つことにして、1年生から6年生まで全部持ち上がりました。 これは結果としてはとてもよかったです。

これは校長先生をやりながらということなのでしょうか?

いえ、違います。一般の先生として勤めさせてもらいました。

そうすると6年間は校長をおやりになっていないということですか。

私の日出小の校長職は平成13年度からですから、そうです。 やっていません。 だから一般教諭として6年間やったわけですね。 その時に一番抜けているのは生徒指導だということが分かりまして、これを立ち上げようということで生徒指導をやりました。 生徒指導をすることで、やはり子供の構え方が違ってくるのですよね。 特に電車の中とかバスの中でのマナー、そういうことは徹底的にやりました。 それから本校ではカウンセラーを置かなくては子供の本当の相談はできないな、と思いまして今から4年程前ですか、カウンセラーを置くようになったのです。 これもまた結果としてはよかったです。 今いろんな家庭教育が低下していますよね。 その中で、お母さんとも子供とも学級担任ともカウンセラーを入れて話すことが出来るので、非常に心が挫けた子供に対してサポートが出来たわけです。

6年間の教員を経験しこれで卒業だ、もう私も余生を楽しもうという気持ちでいたのです。 しかし、結局その間に後継者を育てるという隠れた仕事もありまして、「やめないで続けて校長をやってくれないか」ということもあり、次の後継者が出来るまでということで私は「5年間下さい。その間に、学校を牽引するコレはという先生を選んでいきます」となったわけです。 それで私は終わりで、もう先生方は十分出来ますと、学校経営力は数人の先生は十分に筋力アップができたのでいつでも止められる状態にはあったのです。
ただ、今ここにきて今度は学校の新築という問題が浮上してきました。 私も学校の新築というのには随分と縁があるんです。 浦安にいた時も学校新築で新築校に行きました。 たしか入船北小学校が出来ているときに肉付けしろということで1年間ですが勤務してきたわけです。 それからカイロの場合も同様なことがありました。 そしてここに来たらまた学校新築問題です。 そうするとこれからの学校とはどういう空間でなければいけないのかという問題がありましたから、そういう点で学校から言えば、力になると考えています。
ということで2008年の9月に学校が新築開校になります。 すぐ北側の空き地にできます。今度は小・中・高のキャンパスになります。 それで青木貞雄学園長はどういう構想を持っているかというと、「これからはきちっとした小・中・高一貫校としての出発を目標にしたい」ということで、今着々と準備をしているところなのです。 今までですと小・中・高一貫校としてのイメージが無かったのですね。 小学校の場合は4分の3が東京都に出てしまいます。 ですから一貫校としてのイメージが無かったのですが、これからの新しい教育というのは一貫校として出発と、少子化の問題がありますよね。 ですから、中長期的には当校は、私の構想なのですが1学年35人で、3学級×6学年ということを頭に置いているのです。 思い切って縮小していくことによって、子供の質を上げていけば経営戦略としては間違いでは無いだろうと思っています。

それはほぼ当たってるといってはおかしいかもしれませんが、入試倍率等見てましたら大体そういう方向に進みつつあるのだと思いますね。

私も数字を眺めているうちにそれは感じました。 というのは、平成7年に1,013人いて、10年たった今は860人ですよね。 そうすると1学年減っていますよね。 単純に考えればさらに10年後はさらに1学年減るだろうという単純な予想なのです。 それで600人ちょっとということでよくばっても700人だろうということです。 それに対して今度は先生方の問題が出てくるわけですね。 これに対しては自然退職を待つしかないと考えており、逐次そこへ近づけていこうと動いているのです。 ですから大幅に先生方の入れ替わりが始まるのが今から大体10年後ですね。 それを見通した上で来年辺りからは新しい若い先生を採用・教育ということを考えています。 今当校では先生方の力が付いてきましたので、新卒の指導は出来るのです。 以前はそのような力のある先生はいませんでしたが、今はしっかりとしています。 これは過去積み上げてきた研修会などの賜物だと思っております。


Q2 今年の入試をごらんになりまして、受験生・保護者の目だった特長といったものは何でしょうか?

まず保護者は例年とあまり変化が無い。 変化は無いのですが、非常に構えた姿勢を持っていますね。 特にお母さん方です。 もういろんなことを聞かれるだろうということで、非常にお母さん方が勉強していますよね。 勉強しているということは、準備をして答えられないといけないということで、お母さん方の勉強会もあったのではないかと思っています。 ですから、質問して答える中に、やはりマニュアル的な答えがありました。 ですから、私はこれは事前勉強だなということで、特に親に対してのそういう印象が非常に強かったです。

できたら、なるべく素のままで面接を受けて欲しいということですね。

と思います。それと同時に非常にお母さん方は当校を第一希望としている方が多いと感じました。実際、入学辞退者が例年よりかなり少ないです。

第一希望の方が年々増えてきているということですね。

はい、「ここしかありません。」ということですよね。それで滑り止めで他を見ているとか東京を受けるとかですね、そういうこともあったようです。

Q3 最近の家庭教育や社会についてどうお考えでしょうか?

子供の方は非常に幼児教室できちっと教えられていますから、テストの受け方や面接の雰囲気とは慣れてますね。そして特に目立つのは雰囲気に流されながらやっている子供も目立ちましたけれども、何を聞かれているのか分からないようで心の動揺のある子供もいますよね。 ですから先生方がきちっと傍に付きまして、方向の外れている子を修正してあげます。
また特に知能テストにて受けた印象なのですが、問題を解くスピードが非常に速いですね。 訓練が行き届いていますね。 その一方でスピードが非常に速いため、やり方が雑な子もいるのです。 ですから○であるのか×であるのかわかりにくい。 出来るだけ広い目で見るようにしておりますが、採点時にこれはもう校長の判断しかないというのもありました。 だから一つの作業をするのに丁寧にゆっくりとというのが、やはり一番の基本となるのではないでしょうか。 何でもいいからやればいいというものではないのです。これが全体を通して感じていることです。
それから、運動能力テストでは非常に外遊びが出来ていませんね。 ですから、20〜30メートルの直線を一生懸命走るということがあまり出来ていませんでした。 また、高い所から着地をしますよね、この時に膝の使い方が非常に下手ですね。 見ていると踵でドンとついており、衝撃が頭まで響いているような印象を受けます。 私はこれは運動神経の問題ではなくて、遊び方の不足だと思うのです。 広場などで思いっきり自由に遊んでいれば、自然に膝の使い方などは覚えてくるものでしょう。 それがこの1,2年目立ってきていますね。

家にいることや、友達が少ないということが原因になるのでしょうか?

そうですね。 それから、人間関係の作り方がやはり下手ですね。 並んでいても、子供ですから自分本位になってしまうのは仕方が無い面もあるのですが、「じゃまだよ」とか「あっちいけ」など、そういう仕草が非常に目立ちました。


Q4 男女格差というのはあるのでしょうか?

基本的には男女間、差は設けていません。


Q5 説明会・運動会・バザー等の催し物がありますが、これに参加した回数の統計は取っているのでしょうか?

はい、アンケートを通して取っております。

そうすると、参加回数が多ければ多いほどご熱心と判断しているということですか?

全然催し物に出ていない保護者よりもやはり3,4回出ている保護者の方が熱心さが伝わってきます。


Q6 ペーパーテストの際、問題を先生方が読むかテープを使っているかと思いますが、子供たちの中には説明の主旨が理解できない子もいるかと思います。 その場合、主旨が理解できるまで説明をされるのでしょうか?

はい、します。周りに先生(補助員)が1教室に5〜6名付きますから、ボーッとしていたり鉛筆を持って考え込んでいたりしますと先生が行きまして、説明が分からない所は説明を致します。解答につながるサポートはしませんよ。

ということは、あまり幼児教室などで慣れている子が有利というわけではないということですね。

そうです。

根っから頭が良く人の話が聞けても試験慣れしていない子にはそれなりの対応をしていると考えてよろしいでしょうか?

はい、そうです。ですから、知能テストでも非常に丁寧にやっているために点数が上がらない場合もありますよね。そのような場合は考慮します。「この子は丁寧だぞ」と、そして周りの観察の様子はどうだ、と聞いてみて「この子は話の聞き方が良い」とか「運動能力観察からもチェックは付いていない」など、そういう点を見まして点数が低くともこの子は伸びるだろうという点で入れることもあります。

かなりご評価は丁寧ですね。数字だけで決めるということはないのですね。

はい。数字だけですと危ないのです。 やはり入試のために一生懸命やってきますから、どうしても躾だとか友達関係だとかそういう点もよく見て選ばないと学級編成をした後に大変なことになります。
それに今はいろいろな病名を持つ子供たちがいますよね。 見ていますと、そういう子供が割りに発見できるのですね。 初めは非常に出来るのでそういう子も取ってたんですね。 ですが、学校に入ってきますと伸びないのです。 ある程度上位にはいますが、何が伸びてくるかというと、粗野な自我が出てくるのですね。 叩いたり蹴ったり、で自分は出来るものですから他人を馬鹿にしたりするのです。 今から数年前でしょうか、2名程やめて頂きました。 学級も授業にならなかったのです。 自分の家の子だけが原因では無いと言う親もおりましたので、お母さんに授業に付いて見て頂きました。 3週間ほど断続的に見てもらったところ、「やはりそうですね」と、納得してもらいました。 学校としては月謝を頂いてみんなを指導するわけですからその子のために他の生徒すべてが犠牲になるということは、他の父兄から文句が出た場合に校長としてはやり切れません、ということをいいました。 そうしたら向こうの方から辞退致します、ということになりました。 入学してきても、非常に粗野であるとか大きくなってからは盗癖の子もでることもあるので、そういうものをよく見た上でやはり退学して頂く場合もあります。

そういう事態にならないためにも、やはり選考の時点で子供の行動観察には特に力を入れて見ているということですね。

そうです。


Q7 テスト中に私語をするような子というのはいるのでしょうか?

います。1会場2,3人いますね。先生が静かに注意します。
「あ、これ知ってる」とか「できた〜」などうっかり声が出てしまう場合もあり、これは悪気があってやっているわけではないのだと思うのですが、やはり他の子の迷惑になるからやめようね、といった対応を取っています。


これは減点の対象になるのでしょうか?

いえ、これが非常に落ち着きがないとかという場合は致し方ありませんが、見ていて「これは単なるやんちゃだよ」とか、「これはどうも危なそうだな」というのをよく見極めてやっています。ただ、これで落とすということはやっていません。


Q8 カンニングというのはあるのでしょうか? また減点の対象になるのでしょうか?

これははじめあったんですね。それは1教室の人数を20人に絞ることによって、机の間隔が大きく取れましたので物理的に出来ないようにしました。


Q9 ペーパー試験である程度のボーダーラインというのがあると思いますが、そのライン以上の場合でも落ちる場合はあるのでしょうか?

試験を通してどうもこの子の場合は学校での集団行動が出来そうにないな、という場合には学校でも面倒を見ることは難しいので落とす場合もあります。

反対にボーダーラインに届いていなくても引っ張り上げてあげるケースというのもあるのでしょうか?

あります。

やはり、それは行動面など他の面で光るものがあった場合等になるのでしょうか?

ボーダーラインに届いてない場合でも、行動面、面接で光るものがあった場合、引き上げる場合もあります。


Q10 運動や行動観察の面で、指先の訓練というのは事前にしておいた方がいいのでしょうか?

しておいた方がいいですね。子供の鉛筆の持ち方とかハサミを使わせたりしてそれを観察します。 それと同時にどこへどうやって整理するか、ということも見ています。
今年の場合は、「三角を切ってください」と、そうするとゴミがでますよね。 ハッと目を落とすとゴミ箱があるんです。そこへどういう作業をするのかと。 これで家庭のある程度の躾ですか、これは見えました。 「終わった〜」と言って帰ってしまう子もおりますし、「先生、これをどこにしまったらいいのですか?」、と聞く子がいまして、先生にちゃんと聞いた子は立派だと思いました。
「先生ゴミが出ました」と聞いて来ますと、「そこに捨てるとこない?」と言いまして、ちゃんと捨てたりしていました。 家で豊かに育てるということはこういうことなのではないでしょうか。 例えば、食事をしていますよね。何か落とした時、拾って流しに捨てに行くとか、靴があったら揃えるとか。 そういう家庭の細かい躾がやはりこういう所に出てくるのですね。
ですが、この躾で失敗したことがあるんです。これはみんな先生方やられました。 テストが終了して帰る時に、「お父様、お母様」といって靴を並べてる子がいまして、勉強もとても出来ており今までに無い子だと思っていたんです。 そしたら結局そういう訓練だったんです。うっかり騙されてしまいました。 その子は塾塾の攻め方でいますので、人のせいにしたりして非常に問題を起こすのです。 だから余り変わった丁寧さとか、これは気をつけなければいけないなと思いました。

そうですね、自然に見えないですね。お父様、お母様といって靴を揃えるというのは若干違和感を覚えますね。

だから私達が見ている所でやらないで、帰る所で誰も見ていない場所でやっていたのをたまたま先生が見たので、おそらく練習をしていたのではないでしょうか。 ですからその子のお母さんも子供の塾通いに非常に神経を使っていますし、学校に対しては余り協力的ではないですね。


Q11 生まれつき運動神経の鈍い子、引っ込み思案で積極性が無い子が貴校を受験したい場合、どうしていけばいいとお考えでしょうか?

運動神経の鈍い子というのは、普段動かないんですよね。 部屋の中での生活というのが多いのです。 これは積み重ねですから、幼稚園の場合は色々と外で遊んでますが、やはりお父さんなりお母さんなりが、広場や公園に行って子供向けのぶら下がるだとか走るだとかいうことを一緒に見てあげないと駄目ですね。1日10分から15分でいいと思うんですよ。だからお母さん方は自分の子の身のこなし方がぎこちないと、普通だと、いうような見方が出来ないと駄目なんじゃないですかね。特によく遊ぶ子供はその点はよく出来ていますね。じゃあ、幼児教室にいって体育のマットをやらせるか、というと私はそれは大げさだと思いますね。

日頃からお父さん、お母さんが子供のために一緒になって遊んであげるのが良いということですね。

そうですね。それでも一番私が良いなと思うのは、水泳ですね。 水泳教室に小さい時から通っている子供というのは、やはり五体自然に動かせますね。 だから水泳教室というのは一理あるな、と思います。


Q12 面接時、子供と親の面接は別々におやりになるようですが、親の面接の評価というのはかなり大きなウェイトを占めるのでしょうか?

いえ、このウェイトは余り大きくありません。
非常識な行動を取られる保護者もいます。 それから質問に対して非常に的外れなことを話す場合もあります。 それから職員に私がよく注意をすることは、必要以上に飾ってきていないか、ということ(身なり)です。 中にはキンキラキンの方もいますからね。 ですから、このような方はどういう話ぶりをするのかと、それから話をしていて引っかかる点はないかと、この点を学校としてチェックします。


Q13 片親の場合というのは不利になるのでしょうか?

なりません。母子家庭、父子家庭共に関係ありません。 ただ、きちっとした説明をして頂きたいですね。 子供に対しては今後どうしていくのかや、経済面でのことについてもお聞きします。 面接の際に父子家庭なら父子家庭で、正直にきちっということが言うことが一番心を開くことになりますから、そういう所は気をつけています。


Q14 面接での質問内容について、基準というものはあるのでしょうか?

基準はですね、やはり常識的であるかということですね。 それから二番目に家としてご夫婦の関係ですね、子供を中心にしてきちんと話し合われているのかということですね。 中には「私は妻に全部任せていますので私はよくわかりません」というような事を正直に言う人と、つくろう人がいますよね。 特にそれは一年に入ってから段々分かってくるのですが、やはりお父さんは出来るだけ会社よりにいるようですから、お母さんはお父さんを立ててもらいたいのですよ。
私が一番言いたいことは、特に面接をしていてお父さんの主張が無いですよね。 それから学校に来て子供に話を聞いていても父親の影は無いですね。 結局お母さんは自分の仕事だからということで、どんどんそれをやるわけですね。 ですから、ものを頂く場合でも昔のようなお父さんがいなければ「お父さん、先に頂きます」とって先に食事するといったようなことは無いですよね。 最近、小学生の場合は塾の出前弁当で済まさせてしまうんですよ。 だから受験期になると親と接触して食べていないんですね。 だから一家団らんというのを如何に取るかということなのですが、じゃお父さんはというと仕事で余り帰ってこないんですね。 まあ、仕事の忙しさというのはあると思うのですが、ここは何とかお父さんにねじを巻いてもらわなくては困りますね。


Q15 海外出張などで父親が面接にこれないといった場合は不利になるのでしょうか?

全く不利にはなりません。実際そういう方は今年もいました。

そういう場合は証明書のようなものは必要なのでしょうか?

特にありません。


Q16 面接に望む際の心構えというのはどうお考えでしょうか?

親の場合にはやはり質問事項に対して素直に答えて頂くと。 一般的な答えになってしまい、誰が見ても同じような答えになってしまうこともあるでしょうけれども、やはりそこに自分の考えというのがちょっとでも入るといいなと思います。 「私は親としてこのように考えているのだ」ということですね。
子供については目を見て話す、答えるということです。 ですから視線が合わない子というのはやっぱりいますからね。 習慣としてお母さんと話す場合でもちゃんとお母さんの目を見て話すんだよということが出来ていればいいのだと思います。


Q17 近年倍率が上がってきていまして、一般受験の方々で幼児教室に通わずに合格された方はいるのでしょうか?

います。


Q18 入試内容に関して私共も子供達から聞いているのですが、あの内容ですと幼児教室などに通って勉強していないと解けないのではないでしょうか?

全問題正答は出来ないと思います。
幼児教室を利用するのも一つの方法ですが、まずは家庭でお父様お母様が子供を中に入れて一緒に考える姿勢を忘れないことが基本ではないでしょうか。


Q19 月齢の考慮というのはされているのでしょうか?

これはやっています。早生まれ遅生まれについてはきちっとした資料をもとに考慮をしています。


Q20 大津校長の方から来年受験を考えている方に向けて一言ございましたらお願いいたします。

大人の質問に対して、きちっと目を見てはっきり答えると、これですね。 ごにゃごにゃごにゃって答える子がいますから、やっぱり質問をされたらそれに対して「はい、こうです。」とかはっきり答える習慣が必要ですね。 全体的に口径(口の開き方)が小さいですよ。 昔はよく「あ・い・う・え・お」の発生練習をしましたよね。 今は小学校でも余りやらないのですよ。はっきりというのは大きな声ではなく口径が開ければよく聞き取れる声が出せるのですから、発音練習は基本になりますね。 ですから口を活発に動かせる「あいうえお訓練」というのは私は幼児の時にやっておくべきだと思います。
今後の日出学園は幼〜高一貫教育を新しい考え方で具現して参りますので、中高の生徒の様子もよく見て頂き、学校参観もして頂きたいと思います。
受験に費やす時間を最小限におさへ、その分子供の心と体作りに向け、学力、知力、体力のある児童生徒の育成に努めたいと思っています。


長時間貴重なお話いただきまして有難うございました。
キッズカレッジ幼児教室 上田豊治
キッズカレッジ幼児教室 やちよ中央教室