2011.11.18 日出学園小学校・二見校長インタビュー
 
 
 
 ※以下の記事はコメント者ごとに色分けしております。内訳は以下の通りです。
 緑字 二見校長コメント
 橙字 塾長コメント


 今年の入試についてお伺いしたいのですが。

 今年の入試について、問題の傾向は従来と従来とほとんど変えておりません。ペーパーテストの後の集団行動観察では@模倣、動物などをまねて動く Aグループ活動 海の中の様子をみんなで描く 面接では「休みの日のおうちの人との過ごし方など」作業はお洋服をたたむことでした。

 どんな方に受験していただきたいのですか。

 常日頃言っているのですが、学校というのは集団生活の上に成り立っています。色々なことがおこっても当たり前、そのような出来事の中からいろいろ体験し、考えて成長していって欲しいと思っています。
 そして何か起きた時、学校と保護者がどのように子供に関わってあげられるか、どう協力体制がとれるかが大事だと思っています。学校を見に来ていただき、子供たちの様子、雰囲気を見たうえで日出の教育内容を理解していただいた方に受験(入学)して頂きたいと思っています。

 面接で感じ取れるものですか。

 僅か面接時間は5分間ですが、感じ取れますよ。入ってきて直ぐに挨拶する子、こちらから「こんにちは」と言ったら、挨拶を返してくれる子、残念ながら挨拶できない子もいます。児童面接で必ず作業をしてもらいます。今年の場合は、服をたたんでケースに入れてもらう作業でした。上手にたためる子、うまくいかない子、ケースにきちんと入れられる子など。特に子供は日頃の家庭での関わりが自然に言動に表れてくるのではないでしょうか。

 話はそれますが、小学校時代というのは人格形成の基礎となるべくとても重要な時期だと思います。
 学力はその後についてくるものだと思います。3月11日を境に価値観が変わってきたように思います。自分さえ良ければではなく、共に、一緒にというように他者との関わりが大事になったと考えます。他者とのコミュニケーションの大切さ、我慢する力などですね。

 今はかわいそうだから失敗させたくない、失敗を恐れる風潮があるのではないでしょうか。でも、成功体験より失敗体験のほうがより得る物は大きいのではないでしょうか。そのような 意味でいろいろな体験をして欲しいものですね。

 保護者のお考えが重要で、事前に学校を良く見て、先生のお話や授業の様子を見てようく内容を理解したうえで受験してほしいということですね。

 そういうことです。保護者には学校を良く見てもらいたいですね。学校を理解せずに受験するのはよくないと思います。

 ある学校を落ちたので、まだ願書が間に合う学校ならどこでもいいというのでは困ります。学校を理解して、本当に我が子をここで学ばせたいと思っておられる方、そういう方なら入学されてもよりよい協力体制が構築できると思います。

 保護者が学校を理解したうえで志願し、入学した子は入ってから伸びますか。

 それは絶対伸びます。そして学校でもいきいきしています。
 小学校は人間の土台作りだと思うのです。そういうところで私学を選ばれるのですから、小学校生活で何もなければかえっておかしいのではないでしょうか。喜怒哀楽的な体験の場があればいいのじゃないかと思います。学校はそのような場だと思っていますよ。

 次に来年受験する年中さんの保護者の方に、受験準備や心構えなどのアドバイスお願いいたします。

 一番申し上げたいことは子供さんと正面から向き合っていただきたいということです。たとえば挨拶にしても受験の為にいうのでなく、普通の生活上必要なことですよね。それを幼児教室や幼稚園に外注しないで家庭教育で最初にやるべきことだということです。それが出来ていたらどこの小学校でも通用します。

 人間が出来上がる、幼稚園から小学校の3〜4年までが一番物事を吸収しますし、この時期はとっても大事だと思います。
 プリント学習も入学するためには必要で、慣れていないと出来ません。ただそれ以前の問題で、どこの学校でも子供らしい子がほしいとよく言われますが、そのためにはお母さんはお母さんなりに、お父さんはお父さんなりに子供と目を合わせて話をきちんと聞いてあげることです。ほかの事をしながらではなく、余裕をもってお子さんと向き合ってあげれば子供は非常に落ち着くのではないでしょうか。

 今は世の中の動きが早いのですが、お母さんがゆっくりと本を読んであげればいいのです。お母さんの声の響きがいいのです。それを聞いて子供は精神的に安らいで、とっても落ち着きます。

 私はよく読育と言うのですが、幼児にお母様が絵本を繰り返し読んであげる。するとお母様の話から想像する力が出来てくる。絵本を見ただけで物語の言葉が自然に入ってきて、結果文字も自然に読めてくるようになると思います。

 今度教科書がA4になり厚くなりました。そして最初から字が多くさん出てきています。これをみて保護者の方は焦るかもしれませんが、入学前からしゃかりきになっての字の訓練は特別必要ないと考えます。興味を持ったら自分の名前をかけるぐらいでいいと思います。

 たしかにお母さんから本の読み聞かせをしてもらていない子は、文章から内容のイメージがつかめない場合が多いようですね。

 最後に私が日ごろ申していますのは、子ども中心主義はやめてほしいということです。言葉を換えると、個性尊重とも言いますがこれは裏を返せば我がままの冗長になるのではないでしょうか。

 ちゃんとしたルールが分かった上での個性ですから、家庭でもそのルールを教えてあげる必要があります。たとえば電車に乗って途中で席が空くと子供を座らせますが、これは違います。親が座って子供を自由にさせておくのも問題ですが、親が座って足の間に立たせるとか、手を握って立たせるとかしてあげることです。それをしないと年長を敬いましょうとか言っても理解できません。これは受験のためというわけではありませんが、日頃の生活を見直すいい機会なのではないでしょうか。

 おっしゃる通りですね。我々幼児教室でもその点を保護者の方にうるさく言っています。それでは本日はたくさんお話を頂きありがとうございました。

キッズさくらカレッジ幼児教室 上田豊治
キッズさくらカレッジ幼児教室 やちよ中央教室