2010年12月15日 千葉日本大学第一小学校・吉澤校長インタビュー
 
 
 
 質問者 : キッズ塾長
 質問者 : キッズ上田
 回答者 : 吉澤先生

 師走に入りお忙しいところ恐れ入ります。今日は2011年度入試の内容を中心にお話を伺います。やはり景気の影響で多くの学校で受験者の減少がみられます。都内の私立小学校では10%から15%の受験者減と言われています。
 ところで、今回入試問題全体の構成や配点を変えられたところはあったのでしょうか。

 本校でも受験者が少し減りました。ペーパーテストにつきまして、昨年度は記憶・数量・図形・生活・自然の5領域、合計105点でしたが、本年度125点にしました。

 ペーパー以外の変更はございますか。

 集団考査の配点は昨年55から今年60点にしました。
 運動機能は昨年50点から今年は半分の25点としました。運動は何らかのものが上手に出来なければだめだという観点から見ていませんのでそんなに大きな差は出ません、それで今年はこれを25点にしました。親子面接の40点は変わらず、総計250点も変わっていません。

 次に試験内容をお伺いいたします。ペーパーにつきましては、記憶・数量・図形・自然・生活の5領域からの出題で例年と同じだとお伺いしましたが、今年のペーパー問題の特徴と難易度はどうだったのでしょうか。

 5領域の点数が、それぞれ平均してとれるよう配慮して問題を作りました。その結果、昨年度に比べ平均点は高くなりました。

 受験生は減っていますが、真剣に入試に取り組んでいる家庭だけが受験してくる傾向があります。受験準備をせず、だめでもともとだという考えで受験する人が少なくなったことも平均点が高くなった原因かもしれません。

 昨年度は自然の問題はよく出来ている子が多かったのですが、今年度は難しかったようです。

 自然の問題と申しますと、たしか1枚の絵の中に色々なものが描いてあって、「土の中でとれるものぜんぶと、木になるものぜんぶを選びなさい」という趣旨の問題でしたね。1つの絵で2種類の問題があって、しかもクーピーの色も異なるので難しかったのかも知れません。
 過去問ばかり練習しているのではなく、その場で考える能力を育てておかなければ出来ない問題で、とっても良い問題ですね。

 問題によっては点数が両極端な結果が出るテストでは、その領域の理解の程度を知ることが難しいと考えて今年の問題を作りました。

 たしかにどの程度出来るか出来ないのか、その理解度を問題は必要ですね。

 たとえば去年の試験問題で、マス目に沿った線の長さを見て同じ長さのものを探す図形の問題がありました。この問題では出来る子出来ない子の差が出ました。問題の意味をつかめない子は点を取れなかったです。

 我々も模試をやっていますが、ちょうどいい点数分布にするのは難しいですね。

 入試の問題つくりに際しては、通過率が60%くらいの問題がちょうどいいかなと思っています。

 私はいつもいい問題をおつくりになっていると思います。意味をつかめるかつかめないかも実力のうちだという考えもありますし、一方では総合的な能力を見ると、とても良いものを持っていてすぐれた子なのに、聞く能力だけが弱点で問題が出来ない子がいます。そんな子たちへの配慮も必要かもしれませんね。

 親子面接はどうでしょうか。

 全体によくできていましたが、ただ自分に聞かれている時はいいのですが、保護者に質問している時にじっとしていられない子がいましたね。

 地が出ていて可愛いような気もしますが。我々の教室でもそのような子がいます。家庭でのしつけと練習が必要ですね。
 制作についてはどのようなものをおやりになったのですか。

 今年度の指示行動の課題はヨットを作ることです。制作はうまい下手を問うものではないのです、先生の指示を聞いてその指示通りの活動ができるかどうかが大切です。作品を比べて優劣を競うものではありません。

 作品を作るのに必要なものを取りに来なさいと言われて、一度に取れないで何度か取りに来てもいいのですか。

 それは問題ありません。

 まったく出来ない、動けない子はいたのでしょうか。

 今年はそのような子はいなかったですね。子供たちは落ち着いていました。

 お話が変わりますが、来年度より完全実施される新学習指導要領について、千葉日大小学校の対応をお聞かせてください。

 来年度に向け標準授業時数を上回るようにしようと取り組んでいます。たとえば学年によって6時間目の授業を増やしたり、行事の無い土曜日は教科の授業にあてるなど考えています。
 ただ遠くから来る児童もいますので、授業開始時刻はこれ以上早くしたり、終了時刻をこれ以上遅くしたりすることはありません。

 もともと公立より授業時数が多いのですが、さらに増やすご予定なのですね。隔週土曜の授業を毎週授業にするご予定はあるのでしょうか。

 それは今のところ考えていません。隔週土曜の授業です。

 わかりました。長時間お話を伺いどうも有難うございました。

キッズさくらカレッジ幼児教室 上田豊治
キッズカレッジ幼児教室 やちよ中央教室