2012年12月14日 千葉日本大学第一小学校・吉澤校長インタビュー
 
 
 
 質問者 : キッズ塾長
 回答者 : 吉澤先生

 今年の入試問題についてお伺いいたします。まずペーパーですが、ペーパーの合計点が125点、ペーパー以外が125点で総合計が250点と昨年同様ですね。

 そうですね、記憶・数量図形・自然生活の3領域でペーパー問題は構成されています。入試問題を作るのにあたっては毎年夏休みが終わりますと、先生たちと入試問題の検討会を行います。そこで採用する問題を決めていくのです。

 おおよその内容を教えていただけますか。

 まずお話の記憶ですが、例年より少し長いお話にしました。今回は主人公が動物ではなく人間の子供になっています。夢のあるストーリーで子供たちは楽しんで聞いてくれたと思います。

 うちの教室の子供たちからもそのストーリーは聞いています。確かに少し長いようですが、物語性があるのでよく内容を覚えていました。日頃からしっかり勉強している子ほどよく覚えていました。能力差がはっきり出る大変良い問題ですね。

 次に数量図形の問題です。数を数える問題と、幾何図形を使った問題です。

 学校説明会で作問方針のご説明がありましたので、我々も準備をしていました。いろいろな学校でよく出題される問題ですね。

 自然と生活では衛生管理・季節の行事・鉛筆の持ち方・交通ルール・動物の知識を問う問題を出しました。

 生活体験の豊富な子には有利な問題ですね。

 言語はペーパーではなく発表という形で試験を行っておられますね。

 言語については、まず自己紹介をして、幼稚園や保育園の名前、そして一人ひとりが自分が宝物にしているものがどんな物で、誰からもらったかをみんなの前で発表するというようなものです。

 今年は皆ちゃんと話せたですか。

 発表は最初先生が見本を見せるのです。ごくわずかな子でうまく話せないのがいましたが、大半はひとりひとり違う内容できちっと話せました。

 なるほど、やはりよく準備をして試験に臨んできていますね。

 行動観察では巧緻性の問題も出しました。指先の器用さ、集中力、人の話をきちんと聞けるかなどを見ています。

 幼児教室ではボタン掛けなど巧緻性のトレーニングはよくやっているのですが、人の話を正確に聞くというのはなかなか困難なことですが、聞けるようになると成績が上がりますね。小学校中学校の学習成果にもつながりますので大切なことだと思います。

 集団行動ではグループに分かれてドミノ倒しをやらせました。先生の手本を見てから始めます。ドミノ倒しが終わったら後片付けもやらせました。

 これは楽しかったようです。試験が終わってから子供たちに聞きましたが、ドミノ倒しはよく覚えていました。

 指示行動は折り紙でお花を作って画用紙に貼り、そのお花の周りにクレヨンで絵を描くというのをやってもらいました。最初に道具や材料を取りに来て、終わったらもとの場所に返します。

 キッズさくらカレッジの模擬試験でもこのような課題を与えて制作をやらせますが、個性が出て面白いです。先生が作り方を教えてくれるのですが、ここでも人の話を聞けない子はうまく作れないですね。
 運動はやはり体育館でサーキット方式でやられたのでしょうか。

 例年と大きくは変わっていません。バランスのあと、まっすぐ走ってジグザグ走、そのあとはスキップしてケンケンパー、最後にアザラシ歩きです。

 確かに昨年と比べて大きな変化はありませんが、バランスの良い問題構成にされていますね。我々も模擬試験をやっていましてペーパー問題より、行動観察や運動のほうが大変なのですが、こちらの学校では運動・制作・巧緻性・発表・集団考査ともれなく全ての試験項目を実施されていて先生方のご苦労は大変なものだと思います。
 良い問題を作ると良い受験生が集まりますので、来年度も期待しております。

 最後に受験生の数について教えていただけますか。

 1期の志願者は80名で、受験者が78名。2期は受験者が8名でした。合格は1期2期合わせて80名としました。

 本日はお忙しいところお時間を頂きました。大変参考になるお話を伺いまして有難うございます。来年の受験生指導の参考にさせていただきます。

キッズさくらカレッジ幼児教室 上田豊治
キッズカレッジ幼児教室 やちよ中央教室