小学校受験の願書を書く時、多くの保護者が「どんな文章を書けば評価されるのだろう」と悩まれます。
しかし、学校が願書を読む目的は、美しい文章や立派な言葉を探すことではありません。
願書を通して学校が知りたいのは、「このご家庭はどのような考えで子育てをしているのか」ということです。
願書は「家庭」を知るためのもの
小学校受験は、お子さまだけの試験ではありません。
学校は、お子さまがこれから6年間を過ごす家庭環境も含めて入学後の姿を考えています。
そのため願書では、
- 家庭で大切にしていること
- 子育てで意識していること
- 学校を志望した理由
などを通して、ご家庭の教育方針を知ろうとしています。
「上手な文章を書くこと」よりも、「その家庭らしさ」が伝わることの方が大切なのです。

学校が見ているのは「教育方針」
例えば、
「優しい子に育ってほしいです。」
という一文だけでは、そのご家庭の姿は見えてきません。
一方で、
「家庭では、自分がしてもらって嬉しかったことは、相手にも返せる子になってほしいと考えています。日頃から『ありがとう』や『どうぞ』を自然に伝えられるよう親子で心掛けています。」
このような具体的な内容であれば、ご家庭がどのような思いで子育てをしているのかが伝わります。
学校が知りたいのは、立派な理念ではなく、日々の積み重ねなのです。

志望理由は「学校への共感」を伝える
志望理由では、「有名だから」「家から近いから」という理由だけでは十分ではありません。
学校には、それぞれ教育理念があります。
その理念に共感し、「家庭でも同じ考えを大切にしている」ということが伝わると、志望理由に一貫性が生まれます。
例えば、
「礼節を大切にする教育に共感しました。」
だけで終わるのではなく、
「家庭でも挨拶や感謝の言葉を大切にしています。そのような姿勢をさらに育んでいただける環境だと感じ、志望いたしました。」
というように、学校の教育方針と家庭で実践していることを結び付けることが大切です。

「良いことを書こう」としなくて大丈夫
願書を書く時、多くの保護者は「正解」を探してしまいます。
しかし、学校は模範解答を求めているわけではありません。
ご家庭にしかない子育ての経験や、お子さまとの関わり方こそが、最も伝わる内容になります。
背伸びをした表現や難しい言葉を並べる必要はありません。
日々の生活の中で大切にしていることを、具体的なエピソードを交えながら丁寧に書くことが、結果として学校にも伝わりやすい願書になります。

キッズさくらカレッジ幼児教室では
当教室では、願書の添削を行っています。
願書の書き方は「保護者セミナー」を通じて細かくご指導申し上げています。
そのなかで、願書欄に対しての構成やボリュームなどを学校ごとにお伝えしております。
もちろん、願書は志願理由だけではありませんね。
職業欄や、家族構成、写真など様々なポイントを事例を持ちながらお話しています。

願書は、お子さまのこれまでの成長と、ご家庭の教育方針を学校へ伝える大切な書類です。
ぜひ「良い文章を書くこと」ではなく、「ご家庭らしさを伝えること」を大切にしながら取り組んでいただければと思います。
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