年長さんの保護者を対象に保護者セミナーを行っております。
4月に行ったセミナーの様子です。
昭和学院小学校の山本校長先生にお越しいただき、ご講演いただきました。
昭和学院小学校で大切にしていること、どんな子どもに育てたいのか
実際の子どもの様子を交えてお話してくださいました。
「知る」と「分かる」の違いを説明し、「分かる」を実際に体験できるようにある問題を出してくれました。
「8枚のコインがあります。1枚だけ重さが違い重いです。何回天秤を使ってその1枚を見つけられるでしょうか?」
という問いかけです。
ある人が7回で見つけられると言ってくれました。
そこからはなぜそのように考えるのかを皆で考察します。
その中で「ああ!そうか」と閃くことがあります。それが山本校長先生のいう「分かる」です。
この体験を何度も体験し、「もっと知りたい」、「もっとやりたい」、「先生答え言わないで」という状態になるように昭和学院小学校では日々指導をしているとお話してくださいました。
ちなみに、この問題は最小2回で重さが違うコインを見つけられるようです。
山本校長からの宿題として保護者セミナーは終わりました。
私は当初、最小3回で見つけられると考えていたので2回はなかなか閃きませんでした。
キッズにいる他の先生に相談したところなるほど~と思いました。以下答え
①8枚の中から3枚VS3枚で比べる
②釣り合っていた場合は比べなかった2枚で重さ比べて答えが分かる
③傾いた場合はその3枚での中の2枚を取り出して重さ比べをする
④傾いたらそれが答え
⑤傾かなかったら載せなかった1枚が答え
だそうです。
子どもと違って大人パワー使って答えを「知って」しまいました。
同時に「わかる」とは、知った事柄を自分なりの言語表現ができることだともおっしゃっていました。
自分の言葉で表現できるようになるということです。
やはり思考するという行為は言語を通じて行われます。
ですので語彙を豊かにすることはやっぱり大事だなと改めて思いました。
山本校長先生、この度はキッズにお越しいただきありがとうございました。
次回は5月13日(土)に聖徳大学附属小学校の三須校長先生がいらしてくださいます。
皆様万障繰り合わせてご参加ください。